4月から中学1年生になるお子さんをお持ちの保護者の方には、ぜひこの画像をご覧いただきたいです。
これは今年の4月から使用される教科書の中1の「Lesson1-Part1」です。
多くの保護者の方が「これは中学1年の2学期レベルでは?」と感じるほど、難易度が大きく引き上げられています。
主に、次のような内容がLesson1で扱われています。
- be動詞
- 一般動詞
- 時の副詞(often, sometimesなど)
- 熟語(be good atなど)
新教科書では文法の詳しい説明をほとんど省き、リスニングやスピーキングに重きを置いているため、これらを使いこなすのは容易ではありません。
かつては「Lesson1」といえばアルファベットを覚える内容や「This is ~」程度の学習が中心でしたが、小学校での英語教育が必修化されたことにより、そのようなカリキュラムではなくなっています。
実は現在の教科書の下でも約4分の1の中学生が英語のテストで30点以下になっている状況。
今後さらに難しくなることが予想されます。
大切なのは、今から中学準備を進めることです。
特に、冬休みから3月までの間に計画的に学習を進めることをお勧めします。
小学校英語と中学校英語のギャップ
中学校英語では「書く力」と「暗記」が求められますが、小学校ではこれらを重点的に学習していないケースが多いです。
たとえば、「数字や曜日を英語で書いてみて」と小学生に聞いてみると、多くが「書いたことがない」と答えるでしょう。
私たちの地域でも、小学校では暗記や書き取りをしていないことが一般的です。中学教科書は「小学校で学んだこと」を前提に進むため、このギャップが生じています。
中学入学までに準備しておきたいこと
新しい中学英語の教科書に対応するためには、以下の内容を少なくとも学んでおく必要があります。
- アルファベットの暗記
- 数字の暗記
- 序数の暗記
- 曜日の暗記
- 教科名の暗記
- 月の名前の暗記
- 季節の暗記
- be動詞を使った文の作成
- 一般動詞を使った文の作成
「こんなにやることがあるの?」と思うかもしれませんが、たとえば「教科名」は教科書の最初のページで「復習」という位置づけで出てきます。また、be動詞や一般動詞も混在してLesson1に登場します。
そのため、春から中学生になるお子さんには、できるだけ早く英語の準備を始めることをおすすめします。
特に単語の暗記を進めるだけでも、中学入学後に英語につまずくリスクを大幅に軽減できます。