【高校入試対策】成績が上がる理科の勉強法を現役学習塾長が徹底解説
中学生
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高校受験の理科が不安・・・。
どうやって勉強すればよいかわからない。

中学生の保護者
中学生の保護者

理科が伸び悩んでいて、志望校合格はこのままじゃ難しいかも…。
何かサポートできる方法を見つけなきゃ。

今回の記事では、こうした高校受験の理科に関するお悩みを解消するための内容をお届けします。

高校受験の理科は、中学校3年間で学ぶさまざまな単元から出題されます。
そのため、理科の成績を上げるためには、理解・暗記・演習をバランス良く行うことが大切です。

本記事では、高校受験に向けて理科の実力を効果的に伸ばす方法をご紹介します。

本記事では上記の基本的な戦略に基づいて、理科の勉強法をわかりやすく解説していきます。

志望校合格に向けて、効果的な理科の学習法を知りたい方は、ぜひこの記事を最後まで読んで参考にしてみてください。

高校受験の理科で出題される内容

まずはじめに、高校受験の理科で出題される内容について確認しておきましょう。

高校受験の理科では、中学生活3年間で学習した内容が出題されます。

理科は、他の教科と比較しても幅広い単元を学習するのが特徴です。

ここでは、中学校の理科で学ぶ範囲と、高校受験で特に出題頻度の高い単元について紹介します。

中学3年間の理科の学習範囲

中学理科は大きく分類すると、物理・化学・生物・地学の4分野に分類されます。

各学年で、これら4分野からそれぞれ一つずつの単元を学習します。

具体的に学ぶ単元は次のとおりです。

物理

中学理科で学習する内容(物理範囲)

中1:光の反射や屈折、音の伝わり方、力のつり合い

中2:電流の性質や磁界

中3:物体の運動、力の働き方、エネルギーと仕事

物理は実験結果をもとに法則や関係性を理解することがポイントです。
どの分野も計算問題が出題されることが多いので、しっかり練習しましょう。

化学

中学理科で学習する内容(化学範囲)

中1:身のまわりの物質、気体・水溶液の性質

中2:物質のなり立ち、化学変化、質量の変化

中3:水溶液とイオン、酸・アルカリ、化学変化と電池

化学は、実験を中心に事象を理解し、化学式やイオンの学習、水溶液の濃度や質量保存の法則などの計算問題の学習を進めましょう。

生物

中学理科で学習する内容(生物範囲)

中1:生物の観察と分類、植物・動物の特徴

中2:植物の光合成や呼吸、動物の消化・循環・刺激と反応

中3:生物の成長と生殖、遺伝の規則性、生物の進化

生物は「生物の仕組み」と「共通点・違い」を図や表を使って整理すると効率的です。
言葉の意味をしっかり答えられるように、覚えていきましょう。

地学

中学理科で学習する内容(地学範囲)

中1:火山・地震・地層から読み取る大地の変化

中2:天気と気象現象

中3:地球と天体の動き、宇宙の広がり

地学は「自然現象の仕組み」を理解し、グラフや図を用いて覚えることが重要です。
計算問題や、仕組みを考える問題も多いので、理解力をつけていきましょう。

分野によって必要な力に違いがある

高校受験では4つの分野(物理、化学、生物、地学)がバランスよく出題されますが、それぞれ異なる能力が求められます。そのため、各分野の特性を理解し、効率的な対策を行うことが重要です。

物理・化学分野はより深く理解することが求められ、計算力も問われる

物理・化学分野では、実験の考察問題や計算問題が多く出題されます。

公式や原理を深く理解し、問題練習を繰り返すことが重要です。

物理分野では、基本的な定義や概念を正確に理解し、公式や法則を深く考えることが求められます。

化学分野では、基本的な概念を理解した上で、計算力を身につけなければいけません。

生物・地学分野は、より細かい暗記が必要

生物・地学分野は細かい知識を問われるため、暗記力が鍵です。

用語の意味を正確に覚えることが求められます。

生物分野は暗記が中心ですが、単なる暗記ではなく、用語の意味や関連性を理解することが大切です。

地学分野は、生物分野と同様に暗記力が求められますが、公式や法則の理解も必要です。

高校受験の理科の成績を上げるための基本戦略

高校受験の理科の成績を上げるための勉強法を紹介します。

次の基本戦略を守って学習することで成績を高めていくことができるでしょう。

高校受験の理科の勉強における5つの基本戦略

  1. 内容を理解すること
  2. 暗記を徹底的に行うこと
  3. 問題演習をたくさん行うこと
  4. 中1から学校の進度に合わせて学んでいくこと
  5. 全ての単元を網羅すること

それぞれ詳しく解説します。

内容を理解すること

理科の学習で第一に大切なことは、しっかりと理解することです。

理解ができていないままの丸暗記は高校受験では役に立たないからです。

高校受験では、用語の意味や、理解が問われる問題が出題されます。
なんとなく言葉だけを覚えていても、使いこなすことができません。

それは、考察力と計算が求められる物理・化学範囲はもちろん、暗記を中心とする生物・地学でも同様です。

中学生
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学校の授業だけでは理解できなくて不安・・・。

学校の授業だけでしっかり理解できているなら問題ありませんが、そうでない場合は塾通いや網羅系の参考書を活用すべきです。

とはいえ、良い塾が周囲になかったり参考書を自力で読み進めることが難しい受験生も多いでしょう。

そうした受験生におすすめなのは『スタディサプリ中学講座』です。

スタディサプリは、スマホ・タブレット・PCで有名講師の動画講義が受けられるサービスです。月額2,178円で中学理科の全範囲が学習できるので、理解に自信がない単元を中心に学習すると良いでしょう。

タディサプリ中学講座についてはこちらの記事で解説しています。

暗記を徹底的に行うこと

理科の学習では、きっちり暗記することが大切です。

理解した内容を覚えることで、テストでいつでも使える知識に変えていきましょう。

具体的な勉強法としては、一問一答形式の問題集に毎日コツコツ取り組むことが効果的です。「1日2ページずつ」など、分量を決めて進めましょう。

おすすめの問題集は、旺文社の「高校入試 入試問題で覚える 一問一答 理科」です。

単元毎に必要不可欠な知識をしっかり身につけることができます。

問題演習をたくさん行うこと

入試で得点するためには、問題演習を数多くこなすことが大切です。

勉強時間をしっかり確保しているのに成績がなかなか伸びない中学生の中には、ノートまとめなど、問題を解く以外の作業に時間をかけすぎているケースがよく見られます。

問題演習を中心に学習を進め、反復練習を通じて「解く力」を養いましょう。

自分のレベルに合った問題集を選ぶことが重要です。しかし、本屋にはさまざまな問題集が並んでいるため、自分に合うものを選ぶのは難しいかもしれません。

そんな問題集選びに迷っている受験生には、『進研ゼミ中学講座』がおすすめです。

進研ゼミ中学講座-教材一覧-中学3年生-オリジナルスタイル

進研ゼミ中学講座では、毎月取り組むべき質の高い問題が送られてくるだけでなく、赤ペン先生の添削指導やオンラインライブ授業なども提供されており、学習全般をサポートしてくれるでしょう。

進研ゼミ中学講座の教材の内容についてはこちらの記事で解説しています。

中1から学校の進度に合わせて学んでいくこと

理科は、各単元のつながりが比較的薄く、復習の機会も限られています。

例えば、英語では1年生で学んだbe動詞がその後も繰り返し登場しますが、理科では1年生で学習する光の単元がその後中2中3の教科書には掲載されていません。

受験前にやればいいかと言う意識で、先送りするほど中3で学習する内容が膨大になり、結局入試までに間に合わないと言うことになります。

そのため、1年生の段階から学校の進度にしっかりと合わせて学習を進めることが重要です。

定期テストで高得点を取ることを目標に、計画的に学習に取り組んでいきましょう。

全ての単元を網羅すること

中学理科は、4分野×3学年分=12単元あり、幅広い範囲から出題されます。

そのため、どの単元が出題されても確実に得点できるよう、全体を網羅した学習が求められます。

「生物は得意だけれど物理が苦手」や「計算問題は得意だが暗記は苦手」といった受験生は、苦手分野の学習を重点的に進めましょう。
また、特定の単元にヤマを張るのは避けるべきです。もし外れてしまった場合、大きなリスクを伴うからです。

すべての範囲をしっかりと学習し、どの分野が出題されても慌てることなく対応できる力を身につけていきましょう。

高校受験の理科の勉強法に関するよくある質問

ここからは、高校受験の理科の勉強法に関するよくある質問にお答えしていきます。

高校受験の理科はいつから勉強しますか?

部活動などが落ち着く中学3年生の夏休みには本格的に取り組むべきです。

しかし、理科は学年ごとに学習内容が分かれており、1年生の内容が後になって繰り返し出てくることはありません。そのため、1年生のうちから定期テストで高得点を目指して学習を進めることが大切です。

受験生になって苦手分野が見つかった場合は、できるだけ早い段階でその分野の学習に取り組み、早めに弱点を克服していきましょう。

苦手な単元の学び直しは、有名講師の授業が受けられる『スタディサプリ中学講座』を活用するのがおすすめです。

理科の受験勉強に使う問題集の選び方は?

良質な問題が揃い、継続しやすい教材がおすすめです。

とはいえ、本屋にはたくさんの問題集が並んでおり、レベルや内容を吟味して自分に合った問題集を選ぶことは受験生にとっては難しいことかもしれません。

そんな受験生におすすめなのが「進研ゼミ中学講座」です。

進研ゼミ中学講座では、中3は3つの学力レベルに分かれており、それぞれのレベルに合わせて毎月質の高い問題が送られてきます。

その問題集にしっかり取り組むことで、実力を高めていくことが可能です。

今回のまとめ:理科は理解・暗記・演習が成績アップのための鍵

高校受験の理科は、中学校3年間の学習範囲を網羅した幅広い内容が問われるため、効率的な学習が不可欠です。

この記事では、理科の成績を上げるための5つの基本戦略や、分野ごとの特徴に基づく具体的な勉強法を解説しました。

高校受験の理科の勉強における5つの基本戦略

  1. 内容を理解すること
  2. 暗記を徹底的に行うこと
  3. 問題演習をたくさん行うこと
  4. 中1から学校の進度に合わせて学んでいくこと
  5. 全ての単元を網羅すること

理科の成績を伸ばすには、 理解・暗記・問題演習をバランスよく進めることが重要です。

そして、苦手分野を早めに克服することや、得点力を高めるための演習量の確保がポイントとなります。

また、学校の授業だけではカバーしきれない部分を補うために、スタディサプリや進研ゼミ中学講座などの学習サポートを活用するのも効果的です。

この記事を参考に、自分に合った方法で計画的に理科の学習を進めてください。

志望校合格に向けて、理科の実力をしっかりと身につけましょう。皆さんの成功を心から応援しています!