次のような質問をよくもらいます。
「大人になってから数学なんか使わない、なのにどうして勉強しないといけないの?」
たしかに、連立方程式の解き方や一次関数なんて、大人になってから使わないかもしれません。
ですが、数学の勉強を通じて身につく大切な力があると伝えています。
それは、「規則を学んであてはめる」という力です。
中1が勉強している四則根号計算では、計算のルールを学び、それを使いこなせるまで練習し、テストではそのルールを使って問題を解きます。
こうした規則や法則を学び、それを目の前の課題に当てはめる力は、大人になってからも必要です。
たとえば料理。
レシピを理解し、基本的な調理法則を学ぶことで、新しい料理を作る際に応用できます。
スポーツも同じです。
スポーツのルールや戦術を理解することで、試合中の状況に応じて適切なプレーを選ぶことができます。
営業のお仕事もそうです。
営業の基本的な戦略や技法を学ぶことで、異なる顧客や市場に対して効果的なアプローチを取ることができます。
規則を学び、それを目の前の課題に当てはめる力。
数学を学ぶことで身につくこの力は、さまざまな場面で役立つ力です。