【2025】不登校の中学生におすすめの通信教材3選|すらら・進研ゼミ・スタディサプリ

子どもが不登校になった場合、保護者として特に気がかりになるのは学習面ではないでしょうか。

さまざまな理由から学校に通えなくなってしまったとしても、「しっかり勉強させたい」と考える中学生の保護者の方も多いことでしょう。

そこで今回は、不登校の中学生におすすめできる自宅学習用の通信教材をご紹介します。

中学生の保護者
中学生の保護者

学校に行けていないけれど、学力は身につけさせたい。
自宅での勉強に最適な通信教材を探しているけれど、どれがいいかイマイチわからない。

そんな悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、不登校の中学生が自宅で使用する通信教材について、よくある疑問にお答えします。

不登校の理由はさまざまですし、勉強が得意か苦手か、将来の進路にどうつなげたいかなど、個々の状況も異なります。

そこでこの記事では、不登校の中学生が抱えがちな学習面の悩みを3つのタイプに分け、それぞれに適した教材を紹介します。

たくさんの通信教材の中から、不登校の中学生に特におすすめできる通信教材として「いぶきWebスクール」が提案するのは以下の3つです。

■「出席扱い認定制度」を活用したい場合

→『すらら』

すららは、不登校の学習に対応。AIを活用した無学年学習や、学校欠席分の出席扱い認定の申請が可能。

■基礎学力をしっかり固めたい場合

→『進研ゼミ中学講座』

進研ゼミ中学講座は、豊富な学習キット・添削指導・オンライン授業・質問対応もあるフルサポート教材

■学校や塾のような授業形式で学習したい場合

→『スタディサプリ中学講座』

スタディサプリ中学講座は、自宅でPC・タブレット・スマホを用いて、一流講師の授業が月額2,178円で見放題の教材。

この記事では、不登校が中学生の学習にどのような影響を与えるかを踏まえた上で、適切な教材の選び方や、それぞれの教材の特徴やサポート内容を詳しく解説しています。

これから自宅学習を始めてみようと考えている保護者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

中学生の不登校が学習面に与える影響とは

不登校は学習面に様々な影響を与える可能性があります。

学校を休みがちになってしまう中で、学業面の不安を抱える親御さんも多いのではないでしょうか。不登校がどのように学習に影響を与えるのかを理解することは、適切な対策を考える第一歩となります。

主に不登校による学習面での課題は次の通りです。

不登校による学習面での課題

  • 学力が低下しやすい
  • 学習習慣が保ちにくい
  • 内申点が取れず進路の幅が狭まる

それぞれの問題について詳しく見ていきましょう。

学力が低下しやすい

学校に通えない状況で不安なことは、学力の低下です。

日々の授業に参加できないことで、学習時間を確保することが難しく、学年ごとに決められた学習内容を学ぶことが難しくなるからです。

また、学習に遅れてしまうことで、次に学ぶ内容への理解が難しくなり、さらなる遅れを引き起こし、学校の授業を受けたくないと不登校が長引く原因になってしまう可能性もあります。

不登校の中学生が学習を遅れないようにしていくためには、自宅で学べる環境を用意するなど、学びの機会を確保することが重要です。

学習習慣が保ちにくい

不登校になると、生活リズムの乱れが学習習慣の維持を難しくします。

実際に、不登校の小中学生の23.0%が「生活リズムの乱れ」を訴えていることがわかっています。

不登校児童生徒のうちの23.0%が生活リズムの不調に関する相談をしている。
(引用元:文部科学省「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査2023」)

このような状況を改善するためには、自宅の中でもスケジュールを立て、できるだけ生活のリズムを整えて過ごすことが効果的です。生活の中での小さな成功体験を積み重ねることで、学習習慣を少しずつ取り戻すきっかけにできるかもしれません。

内申点が取れず進路の幅が狭まる

不登校が長期化すると、通知表の成績が悪くなり、内申点が得られず進学の選択肢が狭まるという不安があります。

特に公立高校の進学では、内申点が重要な評価基準となります。学力はキープできているのに、内申点の比重が高い公立高校には進学できない・・・ということも考えられます。

この問題を解決する手段として、出席扱いが可能な通信教材の利用が挙げられます。

出席扱い認定制度に対応している教材を使って自宅で学習することで、出席日数を確保することで、内申点を確保し、進路の幅を広げる可能性があります。

不登校の中学生の自宅学習には通信教材の利用がおすすめ

これらの学習に対する不安を解消するため、自宅での学習に取り組むことが大切です。

学校に通えない状況でも、自宅で始められることから始めてみるとよいでしょう。

また、不登校の中学生が効率的に自宅学習を進めるためには、通信教材を活用するのが有効です。

学校からの学習サポートを受けづらい場合でも、不登校時の学習を支える手段として通信教材は役立ちます。

不登校の中学生の自宅学習に通信教材を使うメリット

ここでは、通信教材を活用するメリットをさらに具体的に解説します。

不登校の中学生が自宅学習に通信教材を使うメリットには主に次のようなことがあげられます。

不登校の中学生が自宅学習に通信教材を使うメリット

  • 何を勉強しておくべきかわかる
  • 自宅で授業が受けられる
  • 利用することで学校を出席した扱いになる教材がある

それぞれ詳しく解説します。

何を勉強しておくべきかわかる

通信教材を使うことで、自宅学習で何を勉強すれば良いかわかるようになるでしょう。

不登校の中学生にとって、自宅で学力を伸ばす方法を確立するのは重要な課題です。何をどのくらいのペースで勉強すればよいかは自宅ではなかなかわかりにくいものだからです。

通信教材は、毎月定期的に教材が送られてくるため、何を優先的に学ぶべきかの把握も簡単にできます。また、自分のペースで学習を進められる仕組みが整っており、学力低下を防ぐ効果があります。

進研ゼミ中学講座-教材一覧-中学2年生-ハイブリッドスタイル
(参考:進研ゼミ中学講座2年生の教材一覧)

例えば、進研ゼミ中学講座では、毎月紙教材もしくはタブレット教材で届きます。毎月送られてくる教材にしっかり取り組むことで、時期ごとに学習すべきメニューにしっかり取り組むことが可能です。

不登校の中学生にとって、通信教材は学習のペースメーカーとして大変役立ちます。進研ゼミ中学講座の公式ホームページでは、無料の体験教材がもらえるので、一度チェックしてみるとよいでしょう。

>>進研ゼミ中学講座公式ホームページはこちらをクリック

自宅で授業が受けられる

学校への通学が難しくなると、学習内容を理解することは難しくなります。

というのも、学校の授業を受けられない状況ではインプットがどうしても不足してしまうからです。

通信教材の中には、PC・タブレット・スマホなどを使って自宅で授業が受けられるような教材があります。

例えば、スタディサプリを使うと塾の授業と同等の授業を自宅で学習できるため、学びの継続が可能になります。また、中学校内容はどの単元もいつでも見放題なので、自分のペースで学習を進めていくことが可能です。

毎日英語を1時間、数学を1時間などと時間を決めて取り組むことで再び学校に通えるようになったときも、学習面で大きく躓いてしまう可能性を軽減できるでしょう。

スタディサプリ中学講座では2週間の無料体験が受けられます。一度、授業を受けてみてお子さまに合うかどうか確かめてみると良いでしょう。

>>スタディサプリ中学講座公式ホームページはこちらをクリック

利用することで学校を出席した扱いになる教材がある

先ほども紹介したとおり、欠席日数の増加が通知表や内申点に響き、受験できる高校の選択肢を減らしてしまうことも考えられます。

通信教材の中には、自宅学習に活用することで、出席扱いになるものがあります。

この仕組みは、高校受験の内申点においてもプラスに働くほかにも、学校との繋がりを保ちながら学びを進める手助けにもなります。

(引用元:すらら公式ホームページ)

例えば、出席扱い認定制度を持つ教材には「すらら」があります。

すららのホームページでは出席扱い認定制度について詳しく紹介されているので、ぜひ一度チェックしてみることをおすすめします。

>>すらら公式ホームページはこちらをクリック

出席扱い認定制度を活用したい中学生には「すらら」がおすすめ

すらら中学講座

すららは、不登校の中学生でも公立高校進学の選択肢を広げることができる通信教材です。出席扱い認定制度や個別対応のカリキュラム設計により、学習と進路選択を支援します。

タイプ問題演習型
料金・コース5教科コース月額10,428円(税込)
3教科コース月額8,228円(税込)
※最もお得に利用できる4ヶ月継続コースの料金
対応教科数5教科(英・数・国・理・社)
カリキュラム定期テスト対策
海外子女対応
不登校対応
発達障がい対応
中高一貫向けのコース有り
映像授業映像での解説授業あり
添削指導なし
質問対応質問機能あり
紙教材なし
専用タブレットなし(PCやタブレットで利用可能)
サポート内容すららコーチによるサポート
質問対応
無料体験あり

出席扱いで内申点を確保できる

すららは出席扱い認定制度を活用できる通信教材であり、内申点を確保することが可能です。不登校の状況でも学習を続けながら進路選択の幅を広げることができます。

個別対応で学習ペースをサポート

すららは子ども一人ひとりの学習ペースに合わせたサポートが特徴です。苦手分野を重点的に学べるカリキュラム設計で、効率よく学力を伸ばせます。

出席扱い認定制度など、教材の詳細はこちらからチェック

基礎学力を固めたい中学生には「進研ゼミ中学講座」がおすすめ

進研ゼミ中学講座
タイプ問題演習型
料金・コースハイブリッドスタイル:タブレット教材と紙教材を併用
中学1年生:6,990円~
中学2年生:7,140円~
中学3年生:7,190円~
中高一貫校生:9,410円~

オリジナルスタイル:紙教材中心の学習
中学1年生:6,400円~
中学2年生:6,570円~
中学3年生:7,800円~
中高一貫校生:9,410円~
対応教科数9教科(英・数・国・理・社・実技4教科)
カリキュラム定期テスト対策
高校受験対策
英検対策
中高一貫向けコース有り
映像授業オンラインライブ授業あり
添削指導赤ペン先生の添削指導あり
質問対応テスト前にはオンラインで「ギモン解消クラス」が開催。
専用タブレットハイブリッドスタイルでは購入が必要。
8,300円(税込)
6ヵ月以上の継続受講でタブレット代が実質無料に。
サポート内容赤ペン先生
質問対応
保護者サポート
努力賞制度
英語4技能学習
オンラインライブ授業
全国診断テスト
まなびライブラリー
ゲーミフィケーション機能
お友だち・ごきょうだい紹介制度
無料体験あり

進研ゼミ中学講座は、中学生が基礎学力を固めるために最適な通信教材です。紙教材とタブレットを組み合わせた柔軟な学習スタイルが特徴で、定期テスト対策から受験準備まで幅広くサポートします。

学習習慣の定着をサポート

進研ゼミ中学講座は、学習習慣の定着に適した教材です。定期的に教材が送られてくる仕組みにより、計画的な学習を進めることが可能です。自宅学習では把握するのが難しい「何を勉強すればいいか」という点で悩むことが少なくなります。

楽しく学べる工夫で継続を支援

進研ゼミでは、ゲーム感覚で学べる教材や進捗管理ツールが用意されていて、勉強が苦手な中学生でも楽しみながら学習を継続できる工夫がされています。

無料の学習ツールがもらえる!

学校や塾のような授業形式で学びたい中学生には「スタディサプリ中学講座」がおすすめ

スタディサプリ中学講座
タイプ映像授業視聴型
料金・コース月額1,815円(税込)
※最もお得に利用できる12ヶ月一括払いの料金
対応教科数9教科(英・数・国・理・社・実技4教科)
カリキュラム小学生から高校生までのすべての講座を学習可能
定期テスト対策
高校受験対策
映像授業小学生から高校生まで約4万本の映像授業
添削指導なし
質問対応オプションコースの個別指導塾オンラインあり(月額10,780円)
紙教材講座ごとのテキストあり
(紙冊子を購入またはPDFの無料ダウンロード)
専用タブレットなし(PC、スマホ、タブレットで利用可能)
サポート内容約4万本の映像授業
小1から高3までの全学年全講座見放題
テキスト無料ダウンロード
定期テスト対策
厳選予想問題
徹底暗記マスター
学習サポート
ミッション機能
保護者メール
学習状況の見守り機能
サプモン
無料体験14日間
公式サイトスタディサプリ公式サイト

学校や塾のような授業形式で学ぶことを希望する中学生には、「スタディサプリ中学講座」が最適です。分かりやすい動画授業と幅広いサポートが魅力のこの教材は、特に不登校の生徒にも適しています。

自宅で学校や塾のような授業が受けられる

自宅で本格的な授業が受けられるのも大きな魅力です。不登校の中学生も、自宅学習で質の高い授業を受けることが可能です。

豊富な動画授業で基礎から応用までカバー

スタディサプリでは、経験豊富な講師による質の高い動画授業が受けられます。中学校の全教科・全単元がカバーされており、基礎から応用までしっかり学ぶことができます。

2週間の無料体験が受講可能!

通信教材で学ぶ際の成功の秘訣は保護者のサポート

通信教材を有効に活用するには、保護者の支援が不可欠です。

不登校の状況での学習では、「なかなかうまくいかないのでは」という気持ちを抱くこともあるかもしれません。

しかし、だからこそ、子どもが学習をスムーズに進められ、やる気が維持できるようなサポートが重要です。

保護者が不登校の中学生に対して行える学習面でのサポートとして、以下のような取り組みが考えられます。

保護者が不登校の中学生に対して行える学習面でのサポート

  • 学習に目的や目標を持たせるサポート
  • 学習スケジュールの管理
  • 子どもの行動を褒める

それぞれについて、具体的に解説していきます。

学習に目的や目標を持つ手助けをする

通信教材を効果的に活用するには、学習の目的や目標を子どもと一緒に考えることが重要です。

不登校の状態になってしまっていると、なかなか勉強の目標を持つことは難しいかもしれません。そのため、子どもが現状目指すことができる目標であれば何でも構いません。

たとえば、不登校であっても定期テストを受けることは可能であるため「テストにおける目標の点数を設定する」、「授業に遅れないよう同じ単元を勉強する」、「課題を全部終わらせる」「志望校を決める」などが挙げられます。

このように目的をはっきりさせることで、学習計画を立てやすくなり、取り組む意欲が向上します。また、達成した際にはご褒美を設定することで、さらにモチベーションを高められるでしょう。

学習スケジュールを管理する

また、不登校の子どもの自宅学習では、保護者が学習スケジュールを管理することが効果的な学習を進めるために重要です。

目標に向けて、一気に勉強に取り組むことも必要ではありますが、それと同じくらい大切なのはできることからコツコツ取り組むことです。

はじめから期待値が高すぎると、難易度が高すぎる学習に取り組んだり、過度な量をこなそうとする結果、勉強がつらくなり、継続した学びが難しくなります。

すこしずつ、できることから着手するようにしていきましょう。

行動に対して褒める

行動を褒めることで、子どものモチベーションを効果的に高めることができます。

例えば、「今日は昨日よりも長く集中していたね」といった具体的なフィードバックを与えることで、自分の努力が認められていると感じ、次の行動につながりやすくなります。

また、小さな進歩でも大げさなくらいに喜びを表現することで、子どもが「もっと頑張ろう」と思えるようになります。

こうした褒め方は、特に不登校の子どもにとって自己肯定感を高める効果も期待できます。

今回のまとめ:不登校の中学生の自宅学習には通信教材の活用がおすすめ

お子さまが不登校になると、保護者の方は「どうサポートすればいいのだろう」と不安や悩みを抱えることが多いでしょう。

学力の低下や学習習慣の乱れ、進路への影響など、さまざまな課題がある中で、少しでも安心して学びを続けられる方法を見つけたいものです。

本記事では、そうした課題に向き合うための具体的な解決策として、自宅で取り組める通信教材を活用する方法を紹介しました。

通信教材は、お子さまが自分のペースで学びを進められるだけでなく、学習の楽しさや成功体験を通じて自信を取り戻す手助けをしてくれる頼もしい存在です。

以下の通信教材は、それぞれ特長が異なり、お子さまの状況やニーズに合わせて選ぶことができます。

不登校の中学生向け通信教材特徴
すらら中学講座出席扱い認定制度があるため、内申点を心配される方にも安心。
一人ひとりに寄り添った学習サポートで、無理なく学力を保ちつつ「やればできる」という実感を育てます。
進研ゼミ中学講座定期的に届く教材で学習リズムを取り戻すお手伝いをします。
紙とタブレットの組み合わせで柔軟に学べ、定期テストや受験対策にも対応しています。
スタディサプリ中学講座学校の授業スタイルに近い質の高い動画授業で学習できる。
基礎から応用まで自分に合ったペースで進められるので、塾に通えない場合でもしっかりサポートしてくれます。

保護者の皆さまの温かな見守りと励ましが、お子さまのモチベーションを高める大きな力になります。

お子さまが「できた!」と喜ぶ瞬間を一緒に見守りながら、少しずつ自信を取り戻していけるようサポートしていきましょう。

不登校の期間は学習面において大変な時期かもしれませんが、自宅学習を通して新たな可能性を広げることができます。

本記事を参考に、お子さまに合った通信教材を選び、一歩ずつ前に進んでいきましょう。

その積み重ねが、お子さまの未来をより明るく照らす力になるはずです。