【2025年最新版】兵庫県公立高校入試の平均点と高校別合格ラインまとめ

本記事では、兵庫県公立高校入試を受験する皆さんに向けて、2021年から2025年までの過去5年間における教科別平均点をご紹介します。

さらに、合格の目安となる「合格ライン」についても解説しておりますので、兵庫県での高校受験対策にお役立てください。

中学生
中学生

兵庫県公立高入試の各年度の教科ごとの平均点を知りたいな。

中学生
中学生

過去問では、どのくらいの点数を取れていれば良いの?

本記事では、こうした疑問にお答えする内容をお届けします。

兵庫県公立高校入試の平均点は、毎年5月中旬に兵庫県教育委員会のHPに掲載されますが、合格点は非公表。そのため、「目指す高校に合格するにはどれくらいの点数が必要?」というご質問を毎年多くいただきます。

いぶきWebスクールでは、『高校別の偏差値』と『受験生の得点率』をもとに、高校ごとの合格ラインを独自に算出しました。この合格ラインは、兵庫いぶき塾に通う生徒たちの合格実績とも整合性が確認されており、信頼性の高い指標となっています。

しのはら塾長
しのはら塾長

それでは、平均点と合格ラインについて見ていきましょう。

動画でも解説しています。

平均点についてはYouTubeの動画でも解説しています。
動画でサクッと確認したい方はYouTubeの動画をご覧ください。
文章でじっくりと学びたい方は、このままお進みください。

【過去5年間】兵庫県公立高校入試の教科別平均点

2021年から2025年まで過去5年間の兵庫県公立高校入試の平均点の推移は次のとおりです。

最新の2025年入試では、5教科合計の平均点が26.5点も上昇しました。
なかでも国語は平均点が72.2点に達し、これまでに例のないほどの高得点となっています。

2021年2022年2023年2024年2025年
国語53.2点56.3点55.4点49.8点72.2点
社会60.1点56.3点57.7点59.5点59.6点
数学52.6点51.8点57.3点56.2点51.9点
理科51.7点41.4点48.9点48.4点54.2点
英語52.1点55.6点55.3点56.1点58.9点
5教科合計269.5点261.5点274.5点270.0点296.5点

これを読んでいる受験生の皆さんには、まずは最新年度の問題だけでも実際に解いてみることをおすすめします。最初は思うように解けなくても大丈夫です。一度ゴールを知っておくことで、その後の学習がぐっと効果的になります。

いぶきWebスクールがおすすめする兵庫県の公立高校入試の過去問は『エディックの過去問』です。

教科別の得点傾向

各教科の得点傾向を把握することは、効率的な学習計画を立てるうえで非常に重要です。

ここでは、国語・社会・数学・理科・英語の得点傾向とその背景を分析し、それぞれの教科でどのような対策が必要かを紹介します。

国語

2025年の国語の試験は、例年とは異なり、非常に高得点が目立つ結果でした。

平均点は72.2点に達し、前年の49.8点から一気に22.4点も上昇しました。これは近年の入試では見られなかった水準であり、多くの受験生にとって得点しやすい出題内容であったと考えられます。

とはいえ、2025年の高得点傾向は一時的なものである可能性も考えられます。

というのも2025年も文章の内容自体は引き続き多様な形から出題されており、今後もアンケート調査や新聞記事、会話形式の文章など、実生活に密接した題材が中心になると予想されるからです。また、古文・漢文についても例年必ず1題は出題されるため、幅広い知識と読解力が求められています。

今後の学習対策としては、以下の点が重要となります。

  • 実用文や論理的な文章の読解力を養うこと
  • 小説文では登場人物の心情を的確に読み取ること
  • 古文・漢文については、文意を正確に把握する練習を積むこと

2026年入試を目指す中学生は2025年の結果を見て油断することなく、多角的な学習を継続することが、今後も安定した得点を得るための鍵となるでしょう。

社会

2025年の社会科の平均点は59.6点で、前年の59.5点とほぼ同じ水準となりました。

かつて社会科は「80点以上を取りやすい科目」とされておりましたが、近年ではそうした傾向は見られず、決して易しいとは言えない科目となってきております。

この背景には、単なる暗記では対応しにくい出題傾向への変化があると考えられます。2025年度も、地図や統計グラフ、各種資料の読み取りを求める問題が多く出題されました。そのため、知識をただ再現するだけでなく、資料をもとに論理的に思考する力が求められています。

さらに、複数の資料を組み合わせて解答を導き出す設問や、背景知識と時事的な話題とを関連付けて考察させるような問題も見受けられ、思考力および応用力の重要性が年々高まっていることがうかがえます。

2026年の入試に向けた対策としては、以下の点に注力することが効果的です。

  • 教科書に基づいた基本的な知識を確実に身につけること
  • 資料やグラフを正確に読み解く練習を継続すること
  • 複数の情報を組み合わせて考察する設問に慣れておくこと

暗記中心の学習では対応が難しくなっているため、資料の読解を通して実践的な思考力を養うことが、社会科で高得点を取るための大きな鍵となります。

数学

2025年の数学の平均点は51.9点となり、前年の56.2点から4.3点の下落となりました。2023年・2024年は55点を越えていたことから、2025年度はやや難化した印象を受けます。

数学はもともと80点以上を取る受験生が少ない科目として知られており、2025年度も80点以上の得点者は全体の4.5%にとどまりました。多くの受験生が標準的な問題で得点を重ねて60点台・70点台を目指す一方で、応用問題に関しては正答率が極めて低く、ほとんどの受験生が得点できない状況が続いています。

実際、兵庫県教育委員会の正答率データによると、2025年度の入試では、大問3の(5)回転移動後のy座標を求める問題や、大問4の(2)玉の個数に関する問題では正答率が1桁台、大問5の(4)回転によって生じる面積、大問6の(3)②ⅰⅱの基準を変更した際の数値に関する設問では、正答率が1%を下回る結果となりました。

このように、正答率が極端に低い問題では受験生間の得点差が生まれにくく、数学が得意な受験生にとってはその実力を活かしにくいという側面もあります。

また、難問で差がつかない以上、基本問題を確実に正解することこそが、すべての受験生にとって上位に立つための鍵だとも言えます。

数学で高得点を目指すためには、以下のような段階的な学習対策が求められます。

  • 計算力を着実に身につけ、ケアレスミスを防ぐこと
  • 標準的な問題を繰り返し演習し、確実に得点できるようにすること
  • 関数や図形などの応用問題に対応するため、複合的な思考力を養うこと

平均点に届かない受験生と、安定して60点以上を取る受験生との間には、基本問題への対応力に明確な差が見られます。まずは基礎をしっかりと固め、そこから応用問題へのステップアップを図ることが、数学の得点を伸ばすための正攻法と言えるでしょう。

理科

2025年の理科は、ここ数年の傾向とはやや異なる結果となりました。

平均点は54.2点で、前年の48.4点から5.8点上昇し、2021年以来久しぶりに50点を上回る水準となりました。この数値だけを見ると「易しくなった」と感じられるかもしれませんが、実際には難問も多く、決して油断できる内容ではありません。

実際、2025年度の理科でも、これまでと同様に長文形式の設問や、図・グラフの読み取り、複数の情報をもとにした計算や考察を必要とする問題が数多く出題されました。

その難しさを裏付けるように、80点以上の高得点を取った受験生は全体のわずか4.7%にとどまっています。つまり、平均点は上昇したものの、依然として高得点を狙うことが難しい科目であることに変わりはありません。

兵庫県の理科は、「知識があれば解ける」という単純な問題構成ではなく、文章から正確に数値を読み取る力、実験や観察の意図を理解する力、そして複雑な条件を整理して論理的に考える力など、知識に加えて思考力や読解力が求められる点に特徴があります。

また、問題数自体はそれほど多くないものの、文章量が多く、1問あたりにかかる時間も長いため、問題文の要点を的確に把握し、テンポよく解く練習が必要です。

2026年の入試に向けた対策としては、以下のような視点が重要です。

  • 単なる知識の整理にとどまらず、問題文を読んで状況を正確に把握する力を養うこと
  • 入試特有の「長文問題」や「グラフを読み取る問題」に日頃から触れておくこと
  • 学校の定期テストとは異なる、本番形式の出題スタイルに慣れておくこと

「理科は難しい」と感じる受験生が多いのは事実ですが、だからこそ、丁寧に準備を進めていくことで得点に差をつけやすい教科でもあります。焦らず、一歩ずつ着実に力を積み上げていきましょう。

英語

2025年度の英語は、全体としてバランスの取れた出題内容となり、平均点は58.9点と前年よりわずかに上昇2025年の英語は、全体として大きな変化は見られなかったものの、特徴的だったのは得点分布が特定の層に偏ることなく、すべての得点帯に受験生がまんべんなく分布していた点です。具体的には、以下のような割合となっています。

  • 0〜19点:4.7%
  • 20〜39点:24.8%
  • 40〜59点:26.6%
  • 60〜79点:24.3%
  • 80〜100点:20.4%

このように、どの得点帯にも一定の受験生が分布しており、英語が得意な方だけでなく、苦手とする受験生にとっても「努力が得点に反映されやすい教科」であることがうかがえます。

裏を返せば、英語は「基礎力の有無」が得点に直結する教科であり、語彙力・文法力・読解力・リスニング力といった基本的な力を着実に積み重ねていくことで、確実に得点を伸ばすことが可能です。

2026年の入試に向けては、以下のような学習の流れを意識して取り組むことが効果的です。

  • 英単語をしっかり覚える(スペル・意味・発音を正確に定着させる)
  • 英文法を「理解する」だけでなく、「使える」レベルまで引き上げる
  • 短い英文から徐々に長文読解へとステップアップしていく
  • リスニングには毎日触れる習慣をつける(1日5分でも継続が大切です)

英語は、極端な難問が出題されることは少なく、基礎力がそのまま得点に表れやすい科目です。逆に言えば、学習の取り組み方次第で、どのレベルの受験生にも得点アップのチャンスがある教科とも言えるでしょう。

日々の積み重ねを大切にしながら、まずは「単語・文法の徹底」から取り組み、徐々に長文やリスニングへと学習の幅を広げていくことをおすすめします。

兵庫県公立高校入試の対策は兵庫いぶき塾におまかせください。

ここまで教科別の対策ポイントをご紹介してきましたが、「では実際に、どのような学習環境でこれらの対策を実行すればよいのか」と疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。そこで次に、兵庫県公立高校入試に特化した兵庫いぶき塾のサポート体制についてご紹介いたします。

兵庫いぶき塾は、兵庫県の公立高校入試に特化した少人数制の指導塾です。特に中学3年生を対象に、最大8名のクラスで週3回の授業を実施しており、加えてオンライン自習室も併用することで、学習時間の確保を図っています。授業では、受験本番に向けた学力の養成はもちろん、内申点対策として定期テストの対策にも取り組みます。

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【兵庫県全学区対応】高校別の合格点の目安(合格ライン)を紹介

「志望校に受かるには、何点ぐらい必要なの?」
これは毎年多くの受験生が気になるポイントです。

のページでは、以下のステップで自分に必要な点数の目安を知ることができます。

  1. 志望校の偏差値(レベル)を確認する
  2. 偏差値ごとの「目標点数」をチェックする
  3. 学校の成績(内申点)と合わせて、勉強の計画に役立てる

得点の目安がわかると、いま何をすべきかがはっきりします。

ステップ① 志望校の偏差値(レベル)を確認する

偏差値とは、「テストの成績が全体の中でどれくらいの位置にいるか」を表す数字です。

たとえば、

  • 偏差値64以上 → 成績がかなり良いほう(上位10%)
  • 偏差値55くらい → ちょうど真ん中ぐらい(上位50%)

次の表では、「どの高校がどれくらいの偏差値か」「どれくらいの順位にいればその高校に合格できそうか」がわかります。

兵庫県公立高校第1学区学力レベル

学力レベル第1学区
受験生上位10%
(偏差値64~69)
神戸(69)
長田(69)
兵庫(67)
星陵(65)
受験生上位20%
(偏差値61~63)
北須磨(63)
御影(63)
受験生上位30%
(偏差値58~60)
市立葺合(60)
夢野台(59)
芦屋(58)
須磨東(58)
受験生上位40%
(偏差値55~57)
伊川谷北(57)
須磨友が丘(55)
受験生上位50%
(偏差値53~54)
神戸鈴蘭台(54)
市立六甲アイランド(54)
洲本(53)
舞子市立(53)
須磨翔風(53)
受験生上位60%
(偏差値51~52)
神戸甲北(50)
神戸高塚(49)
受験生上位70%
(偏差値48~50)
受験生上位80%
(偏差値46~47)
淡路三原(46)
受験生上位90%
(偏差値43~45)
伊川谷(45)
津名(45)
東灘(45)
受験生上位100%
(偏差値35~42)
神戸北(42)
淡路(39)

兵庫県公立高校第2学区学力レベル

学力レベル第2学区
受験生上位10%
(偏差値64~69)
市立西宮(66)
尼崎稲園(64)
受験生上位20%
(偏差値61~63)
宝塚北(63)
市立西宮東(63)
北摂三田(63)
受験生上位30%
(偏差値58~60)
三田祥雲館(59)
西宮(59)
受験生上位40%
(偏差値55~57)
鳴尾(57)
伊丹(56)
川西緑台(55)
受験生上位50%
(偏差値53~54)
尼崎北(54)
市立伊丹(54)
宝塚西(54)
受験生上位60%
(偏差値51~52)
市立尼崎(52)
西宮北(52)
伊丹北(52)
受験生上位70%
(偏差値48~50)
有馬(50)
尼崎小田(49)
柏原(49)
三田西陵(49)
川西北陵(48)
西宮南(48)
西宮今津(48)
受験生上位80%
(偏差値46~47)
伊丹西(47)
篠山鳳鳴(47)
宝塚(47)
市立尼崎双星(46)
武庫之荘総合(46)
受験生上位90%
(偏差値43~45)
尼崎西(43)
尼崎(43)
受験生上位100%
(偏差値35~42)
川西明峰(42)
西宮甲山(42)
宝塚東(41)
猪名川(40)
氷上西(38)

兵庫県公立高校第3学区学力レベル

学力レベル第3学区
受験生上位10%
(偏差値64~69)
加古川東(67)
受験生上位20%
(偏差値61~63)
小野(62)
明石北(61)
加古川西(61)
受験生上位30%
(偏差値58~60)
受験生上位40%
(偏差値55~57)
東播磨(57)
明石城西(55)
受験生上位50%
(偏差値53~54)
加古川北(54)
西脇(53)
三木(53)
受験生上位60%
(偏差値51~52)
明石(52)
明石西(52)
高砂南(51)
受験生上位70%
(偏差値48~50)
北条(50)
社(50)
加古川南(49)
受験生上位80%
(偏差値46~47)
明石南(47)
高砂(46)
三木北(46)
受験生上位90%
(偏差値43~45)
明石清水(45)
播磨南(44)
三木東(43)
受験生上位100%
(偏差値35~42)
松陽(42)
吉川(38)
多可(37)

兵庫県公立高校第4学区学力レベル

学力レベル第4学区
受験生上位10%
(偏差値64~69)
姫路西(68)
姫路東(65)
受験生上位20%
(偏差値61~63)
市立姫路(62)
受験生上位30%
(偏差値58~60)
姫路飾西(60)
龍野(59)
姫路南(58)
受験生上位40%
(偏差値55~57)
市立琴丘(55)
受験生上位50%
(偏差値53~54)
相生(54)
福崎(53)
受験生上位60%
(偏差値51~52)
網干(52)
受験生上位70%
(偏差値48~50)
香寺(50)
赤穂(49)
市立飾磨(48)
太子(48)
受験生上位80%
(偏差値46~47)
山崎(47)
受験生上位90%
(偏差値43~45)
神崎(45)
姫路別所(44)
受験生上位100%
(偏差値35~42)
上郡(42)
佐用(38)
夢前(38)
家島(35)
伊和(35)
千種(35)

兵庫県公立高校第5学区学力レベル

学力レベル第5学区
受験生上位10%
(偏差値64~69)
受験生上位20%
(偏差値61~63)
受験生上位30%
(偏差値58~60)
受験生上位40%
(偏差値55~57)
豊岡(57)
受験生上位50%
(偏差値53~54)
八鹿(53)
受験生上位60%
(偏差値51~52)
受験生上位70%
(偏差値48~50)
豊岡総合(48)
受験生上位80%
(偏差値46~47)
受験生上位90%
(偏差値43~45)
香住(44)
受験生上位100%
(偏差値35~42)
生野(42)
出石(41)
浜坂(40)
和田山(40)
村岡(38)

ステップ② 偏差値ごとの「目標点数」をチェックする

兵庫県の入試は、英語・数学・国語・理科・社会の5教科で500点満点です。

ただし、実際には「学力検査250点」+「内申点250点」の合計500点で判定されます。

下の表では、過去の受験データをもとに、「上位何%の人がどれくらいの点数を取っていたか」をまとめました。

20212022202320242025
受験生上位10%
(偏差値64~69)
375点370点375点370点400点
受験生上位20%
(偏差値61~63)
340点340点340点330点375点
受験生上位30%
(偏差値58~60)
315点310点315点315点350点
受験生上位40%
(偏差値55~57)
290点285点300点300点325点
受験生上位50%
(偏差値53~54)
275点270点275点275点300点
受験生上位60%
(偏差値51~52)
255点240点250点250点275点
受験生上位70%
(偏差値48~50)
225点220点225点225点250点
受験生上位80%
(偏差値46~47)
210点205点200点200点225点
受験生上位90%
(偏差値43~45)
175点175点175点175点200点
受験生上位100%
(偏差値35~42)
150点150点150点150点150点

学校の成績(内申点)と合わせて、勉強の計画に役立てる

学力テストの点数だけで合否が決まるわけではありません。
内申点(通知表の成績)も250点分あります。
ふだんの授業、提出物、定期テストをしっかり頑張ることも、合格への大きな力になります。

まとめ

兵庫県公立高校入試では、毎年の教科別平均点と合格ラインを把握することが、効率的な学習と志望校合格への近道です。

この記事では、過去5年間の平均点推移や教科別の得点傾向、さらに志望校別の合格ラインを詳しく解説しました。

兵庫県公立高校入試における過去5年間の教科別平均点は、以下のとおりです。

2021年2022年2023年2024年2025年
国語53.2点56.3点55.4点49.8点72.2点
社会60.1点56.3点57.7点59.5点59.6点
数学52.6点51.8点57.3点56.2点51.9点
理科51.7点41.4点48.9点48.4点54.2点
英語52.1点55.6点55.3点56.1点58.9点
5教科合計269.5点261.5点274.5点270.0点296.5点

各教科では、以下のポイントに注力することが重要です。

兵庫県の公立高校入試における各教科の重要なポイント

  • 国語:実用文や会話文、古文・漢文といった多様な出題形式に対応できるよう、幅広い読解力を養うことが求められます。特に、登場人物の心情を読み取る力や古文の基礎的な語彙・文法への理解を深めておくことが重要です。
  • 社会:資料やグラフを正確に読み取る力に加え、暗記した知識をもとに自ら考えて答えを導く力が問われます。教科書レベルの知識をしっかりと固めたうえで、思考力・応用力の育成にも力を入れていくことが効果的です。
  • 数学:高得点が取りにくい教科であるため、まずは基本的な計算力を固め、標準レベルの問題を確実に解けるようになることが最優先です。応用問題に挑戦するための土台として、ケアレスミスを防ぎながら着実に力を伸ばしていきましょう。
  • 理科:単なる暗記だけでなく、長文の設問やグラフ・数値の読み取りを通じて、状況を把握しながら考察する力が必要です。文章を素早く正確に読み取る力や、実験・観察に関する論理的思考力を日頃から鍛えておくことが求められます。
  • 英語:得点が努力に比例しやすい教科であり、まずは単語・文法の基礎を確実に固めることが重要です。そのうえで、長文読解やリスニングにも継続的に取り組み、総合的な英語力を段階的に伸ばしていくことが得点アップの鍵となります。

また、合格ラインを目標として設定する際には、内申点と学力検査点のバランスを考慮し、自分の志望校に必要な得点率を正確に把握することが大切です。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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