
今回はこのような質問にお答えします。
日ごろの学習で使うノート。
英語を学習する時にどんなノートを作り勉強すればいいのか悩んでいる中学生は少なくありません。
また、反対にノートなんてどんな書き方をしても同じでしょ?と思っている中学生も少なくありません。
実際には、ノートを上手に使うことで効率よく勉強できるんです。
今回は成績を上げるための勉強法をノートの使い方を中心にご紹介します。
- 英語の成績を効率よく上げるために必要な2つのコツ
- ノート2冊+単語カードで成績を効率よく上げる勉強法
よいノートを作るためには、英語の成績を効率よく上げる2つのコツを理解して取り組む必要があります。
今回はその2つのコツから説明していきます。
目次
英語の成績を効率よく上げるために必要な2つのコツ
中学生が英語の成績を効率よく上げるためのコツは次の2つです
- コツ①文法を覚える意識を持つ
- コツ②単語を覚える意識を持つ
中学生が英語の成績を効率よく上げるためのコツは例文と単語を覚える意識を持つことです。
ひとつずつ解説していきます。
コツ①文法を覚える意識を持つ
中学生が英語の成績を効率よく上げるためのコツの1つ目は、文法を覚える意識を持つことです。
文法を「空欄補充や並び替え問題のような問題を解くためだけに存在する」と思っている人がいますがそれは間違っています。
英文全体を理解するためには文法の理解が必要だからです。
たとえば次の2つの文を見てください。
I made you dinner.
この文を「私はあなたとディナー(夕食)を作った。」と訳してしまう中学生は少なくありません。
ですが、実際には「私はあなたに夕食を作った。」となります。
「make (人) (物)」で「(人)に(物)を作る」という意味を持つからです。(第4文型と言います)
I made you happy.
では、この文はどうでしょうか。
「私はあなたと幸せを作った。」ではありません
また、「私はあなたに幸せを作った。」でも日本語として不自然です。
実際には「私はあなたを幸せにした。」と訳します。
「make (人) (形容詞)」で「(人)を(形容詞)にする」という意味を持つからです。(第5文型と言います)
I made you dinner.
I made you happy.
今回のこの2つの文を正確に訳すためには文法知識が必要です。
コツ②単語を覚える意識を持つ
そして、中学生が英語の成績を効率よく上げるためのコツの2つ目は、単語を覚えることです。
単語を覚える重要性は説明不要ですよね。
2割以上知らない単語が出てくる文章は理解できないと言われています。
中学生として覚えるべき単語は2,500語です。
日ごろの英語学習の中で出てきた知らない単語は覚えなければいけません。
何度も見直す仕組みづくりが重要
人は一日経つと半分以上のことを忘れます。
塾の授業でもよくこの話をするんですが、一昨日の晩ご飯を覚えているのは全体の半分程度ですね。
僕は昨日の晩ご飯は鮭を食べたのは覚えていますが、一昨日と言われると覚えてないですね。
(毎日食事を作ってくれている妻に怒られそうです)
晩ご飯のメニューですら、あやふやなんです。
ということは、英語の単語なんてもっと簡単に抜けてしまいます。
人間の脳の構造として、覚えたと思ったことでも忘れてしまうのが普通です。
忘れてしまうことを防ぐことは、何度も見直す以外にありません。
そして、実際にはほとんどの人が見直しが大切だと思っていても見直せないんです。
問題集の43ページの単語を明日も明後日も見直すことができますか?
そんな面倒なこと、たぶん誰もできないでしょう。
気づけば勝手に見直しているという状況を作る。
そんな方法をご紹介します。
ノート2冊+単語カードで成績を効率よく上げる勉強法
- ノート①文法暗記用ノート
- ノート②問題を解く用のノート
- 単語カードを常に筆箱の中に入れておく
ノート2冊+単語カードが成績を効率よく上げる勉強法には最適です。
ひとつずつ解説していきます。
ノート①文法暗記用ノート
文法の暗記をおこなうためのノートを作りましょう。
ノートの左側に英語例文。右側に日本語訳を書きます。
そして訳し方の解説、新しく知った文法事項を書き込んでいきます。
完成したノートは右側を隠せば日本語訳の練習、左側を隠せば英語訳の練習ができる問題集に変身します。
文法暗記の進め方
- ノートをまとめる
- 英語から日本語に直す
- 日本語から英語に直す
この流れで学習することで文法をしっかり覚えられます。
ノート②問題演習用ノート
問題集や過去問などの問題演習を行なうノートは文法暗記用ノートとは分けるようにしましょう。
2つを分けることで、ごちゃごちゃになるのを防ぐためです。
文法暗記ノートは左右見開きで使うノート、問題集用ノートは問題を解くためのノートとしっかり使い分けるようにしましょう。
単語カードを常に筆箱の中に入れておく
単語は何度も見直すための仕組みづくりが大切ということを先ほどお話ししました。
覚えていない単語が出たらすぐに単語カードに日本語と英語を書く。
書いた物は勉強するときに必ず使う筆箱の中に入れておきましょう。
そして、ちょっとした隙間時間に見直すようにするのです。
ごはんができあがるのを待つ間、お風呂の順番を待つ間、通学の電車を待つ間など日ごろの生活には隙間時間がたくさんあります。
隙間時間に単語カードを見直す。
それだけでも単語力はグンと上がります。
めっちゃ使うので、まとめ買いしましょう
というのも、単語カードは大体ひとかたまり100枚くらいで売っていますが、これでは2週間くらいしかもたないからです。
単語の学習をしっかりやっている中学生ほど単語カードを使うペースは早くなります。
そのため、手元にスペアを用意しておくことが大切です。
単語カードはまとめ買いしておきましょう!
まとめ
文法の暗記と単語の暗記に意識してノートを作ることで学習の効率をアップすることが可能です!
今回の学習の方法は成績アップにおすすめなのでぜひ取り組んで見てくださいね!
- 英語の成績を効率よく上げるために必要な2つのコツ
-
- コツ①文法を覚える意識を持つ
- コツ②単語を覚える意識を持つ
- ノート2冊+単語カードで成績を効率よく上げる勉強法
-
- ノート①文法暗記用ノート
- ノート②問題を解く用のノート
- 単語カードを常に筆箱の中に入れておく