大学入学共通テストが高校入試に与える影響を解説します【高校入試英語の未来予測】

みなさんこんにちは
兵庫いぶき塾の塾長の篠原です

先日、第1回大学入学共通テストが行われました。
共通テストというのは、センター試験が2020年の入試で廃止されて、今年から新たに始まった入試方式です。

大学入学共通テストが高校入試に与える影響を解説します

まずはじめに、中学生にとって大学入試の出題傾向は今後の高校入試に向けて役立つ知識です。
というのも、高校入試の出題傾向と大学入試の出題傾向には強い関連があるからです。

例えば、国語では新聞記事やアンケートの読み取り問題や、理科の実験考察問題・社会の図表読み取り問題が増加しています。
これは、確実に中学では来年から始まる「実用性」重視の新指導要領に合わせた出題なんです。

そして、今回の大学入学共通テストも同様にその流れに沿った内容です。
高校入試と大学入試は全く別物なのではなくて同じ流れで変化していっています。

そのため、中学生にとっても大学入試の問題の傾向というのは無関係ではないのです。

また、皆さんのほとんどは、高校入試のその先の目標として大学入試を考えておられると思います。
中学生の時から、大学入試でどんな問題が出やすいかを知りながら学習することが将来大きなアドバンテージに繋がります。

今回は特に共通テストの影響が高校入試に現れてくるだろう2022年以降に高校入試を受験する中学生のために、センター試験との違いが大きく現れた英語について第1回大学入学共通テストの問題傾向をお伝えしていきたいと思います。

①大学入学共通テスト英語の問題傾向

②英語高校入試はどう変化するか

③中学生がどのような英語学習をしていくべきか

今回は、この3つについてお話していきます。

YouTube版もあります

YouTubeでも今回の内容をお話しています。
耳だけで理解できる内容になっています。

大学入学共通テスト英語の問題傾向

大学入学共通テスト英語の問題傾向について考えていきます。
先日、こういったツイートをしました。

第1回共通テストの英語の出題傾向は次のとおり
・とにかく多文速読
・リスニングは難化
・リスニング配点アップ
・TOEICにかなり近い
これらは、そのまま数年後の高校入試の流れになっていくような気がします😌
好きとか嫌いとかではなく、意識した学習をしておくことが大切です。

まずは、出題傾向について一つ一つお話していきます。

とにかく多文速読

共通テストの英語(リーディング)の試験時間は80分です。
その中でたくさんの長文や資料からどんどん読み取っていかなければいけません。
ショートメールのやり取り,ファンクラブの案内文,旅行代理店のウェブサイトなども含まれており様々な種類の文章を読む力が必要です。

リスニングは難化

社会的な話題に関する講義を聞いて要点を整理する問題が出たり、イラストやグラフ、表が絡む問題の点数も大幅に増加しています。
読み上げ語数も、昨年の約1100語から約1500語と約35%増加しています。
単に英語を聞き取ることができればよい訳ではなくて、聞いて考えて問題を解く力が問われる内容になってきています。

リスニングの配点がアップ

センター試験ではリスニングが50点、リーディングが200点でしたが、共通テストでは100点ずつの均等配点になりました。

TOEICにかなり近い

こういった多文速読やリスニングの問題の傾向から、このテストはかなりTOEICに近いです。
TOEIC→大学生や社会人が受験することが多い英語の外部試験のこと。

多い量を素早く解く力が必要な問題構成

今回の共通テストでは文章を読み取る力と、聞き取る力が多く求められました。
特に長文は長く多い、リスニングも読み上げるワードが増加。

「多い量を素早く解く」力が求められるテストでした

実用性を重視することから改革が始まっているので、実用的な内容に関する問題もとても多く出題されています。
この問題傾向は高校入試にも影響を与えるはずです。

これからの高校入試英語の変化を予測します。

それでは、これからの英語高校入試はどう変化するかということを2つ予測します。

①これまでよりもさらに長文を読む能力が問われる問題になるだろうということ。

②リスニング問題が難化するだろうということ。

一つ一つ順に説明していきたいと思います。

さらに長文を読む能力が問われる問題になるだろうということ

第一の予測が長文問題の比重が高くなりこと。
そして読む単語の量・読む題材のパターン(メール・ウェブサイト・新聞記事など)が増えるだろうということ。

兵庫県公立高校入試では以前は文法問題もしっかり出題されていました。
それが年々少なくなってきています。
2020年の問題では、これまで問われていた並び替えの問題はなくなり、文法知識が問われる問題も全て文章と絡めた形で出題されています。

長文問題の比重の高まりは今回の大学入学共通テストを受けてさらに加速するものと予測します。

リスニング問題が難化するだろうということ

今回の共通テストではリスニング問題がセンター試験と比べて難しくなりました。
聞き取るだけではなくて聞き取ってからそれをまとめて、考える力まで求められるようになってきています。
これは実用性を高めた学習をさせたいという強い意識を感じます。

実用性を高めた学習をさえたいという考えは高校入試にもそのまま現れはじめると思います。

実際、2020年の兵庫県の公立高校入試ではリスニングの問題がこれまで2回再生だったものが1回再生になるものがありました。
さらに来年度からはすべての中学校でオールイングリッシュでの授業が開始されます。

どんどん聞き取る力を必要とされていきます。
そのため、リスニング問題は今後もどんどん難しくなっていくと予測します。

これからの英語の学習のチェックポイント

英語の文章を読む力とリスニング問題を聞き取る力をつけるために、どのような学習をしていくべきか実際の学習のチェックポイントについてご紹介します。
特に2022年以降に高校入試を受験する現在中学2年生以下の人にはおすすめの学習法です。

①単語を覚える

②文法をしっかり学習する

③リスニングは中1からやっておく

④教科書を音読する

文章を読む力とリスニング問題を聞き取る力をつけるための学習のチェックポイントはこのとおりです。
ひとつひとつ説明します。

単語を覚えよう

単語は英語の学習において一番大切なことです。
はっきり言って、単語が不確かなまま長文を読むこと・リスニングを聞くことは不可能です。

さらに来年度からは指導要領に変更があります。
教科書の内容が変わり、中学生に割り当てられる単語数が現在の1200個程度から2400個程度まで倍増します。

単語の暗記のポイントは接触回数を増やすことです。

時間ではなく、回数です。
週1回1時間ではなく、毎日10分やってみてください。

文法問題はなくなっても文法をしっかり学習しよう

純粋な文法問題は出なくなるかもしれません。
長文とリスニングがたくさん出ます。

だったら文法はやらなくても良いのでは?と考えてしまいがちですが、その考え方は間違っています。

というのも文法というのは、本来文法問題のために学習するものではなくて、日常生活で英語を使わない人々が英語のルールを知るために体系的にまとめられたものだからです。

さらに、入試では中学校で習うことが定められている文法の内容を大きく超える文章は出題されません。
ということは、文章を訳したり聞き取ったり基本になるのが文法なのです。

リスニングは中1からやっておこう

リスニングのテストで流れる英語の発音は、日本人が日本人の読み方で読むのとは全く異なります。
そのため、音を覚えていく必要があるんです。

なので、中1から英語の音声には触れていてほしいと思います。

具体的には、キクタン中学英単語高校入試レベル(アルク)を使って学習することをおすすめします。

この本の何が良いかと言うと、単語・フレーズ・文と3つ載っていて、スマホのアプリを使うことで全部聞くことができることです。
中1は単語中2はフレーズ中3は文とレベルごとにやっていくのがおすすめです。

教科書を音読しよう

中1や中2の段階では、長文を訳していくための準備をするべきです。
実際には教科書を意味を確認しながら音読がいいでしょう。
目で読むだけでなくて、文章を声に出すことで集中力が上がる他に自分の声が耳から入ることで勉強の効率が上がります。

英語学習は毎日コツコツ進めましょう

今回は以上です。

簡単にまとめると共通テストでは長文を読み取る力と、リスニングを聞き取る力が問われました。
そして「素早く多く」というのがポイントでした。

これらの問題の傾向は高校入試の問題にも影響が出るはずです。

長文を読み取り、リスニングを聞き取る力をつけるために、単語と文法を覚え、中1からリスニング教材を聞き、教科書を音読をするということがオススメです。

そして、英語の学力を上げる最大のポイントは英語との接触回数を増やすことです。

英語は、結局は暗記と慣れで点数アップが見込める部分がかなり大きいです。
もちろん文法ルールなどの理解は必要ですが、理解した後に何度もそれを使って文章を読んだり問題を解いたりすることで点数が上がっていく教科です。

最大のポイントは、1日に詰めて学習するのではなくて、毎日コツコツやることです。

変化していくであろう高校入試、さらにはその先の大学入試を見据えて学習を頑張ってください。

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