【2018~2020】兵庫県公立高校入試平均点と各教科の傾向、高校別合格目標点数

しのはら塾長
こんにちは。
兵庫いぶき塾塾長のしのはらです。
今回は、兵庫県公立高校入試の点数(平均点・合格点など)について調べてみました。この記事を読むことで、
各教科の平均点の推移と傾向、さらには学校別の学力テスト目標点数についてわかるようになります。
兵庫県の高校受験生やその保護者様はぜひご覧ください。

兵庫県公立高校の過去3年間平均点結果

まずは、2018年から2020年までの入試における平均点の推移をご覧ください。

2018年 2019年 2020年
国語 60.0点 57.4点 48.5点
社会 62.3点 62.8点 53.4点
数学 54.9点 51.7点 52.3点
理科 36.1点 43.4点 55.1点
英語 51.8点 53.9点 54.2点
5教科合計 265点 269.5点 263.5点

教科別得点分布

続いて、教科別のの得点と人数の割合が公表されていますので、そちらを見ていきたいと思います。
教科によって得点別の人数割合は大きく異なります。

 

着目すべきは、80点以上の得点を取っている受験生の割合です。

 

例えば、
数学で2019年度の入試でしたら、数学で80点以上を取った受験者の割合は全体の2%です。100人に2人しかいません。
反対に、英語は例年80点以上を取る受験者の割合は13%程度です。

ということは、上位校を合格するためには、
英語では80点以上を取る必要がありますが、数学では70点ぐらいが目標になってくることがわかります。

 

高得点が取りやすい教科は、高得点を狙っていくべきです。
しかし、高得点が取りにくい教科は、それに合わせた目標が必要です。

 

そのため、その教科の高得点率(80点以上の得点を取っている受験生の割合)を知った上で学習を進めていかなければいけません。

教科別の高得点率

80点以上の
得点を取った
受験生の割合
国語 社会 数学 理科 英語
2018 11.6% 22.8% 3.1% 0.1% 16.2%
2019 7.0% 21.4% 2.4% 2.0% 13.3%
2020 2.9% 8.2% 5.1% 11.4% 13.4%

教科別傾向まとめ

平均点と高得点率から各教科の傾向をまとめていきます。

国語

国語は、2018年は受験生の11.6%が80点以上を取り、比較的高得点を目指しやすい教科でした。
ですが、年々低下し2020年には2.9%までになっています。

新学習指導要領や大学入試共通テストを意識した、思考力や判断力などを見る問題が増加していることが理由と考えられます。
2020年は新聞記事のアンケートの集計結果などの資料の読み取りがありました。

こうした傾向は近年、様々な都道府県で見受けられる傾向です。
受験勉強の際には他府県の最新年度の高校入試問題を解いてみることがオススメです。

社会

2019年まで高得点率は80%を超え、上位校合格のためには80点以上を取らないといけない教科だった社会。
ですが、こちらも国語と同様に2020年は高得点率が8.2%まで落ち込みました。

この一つの原因は資料を読み取る問題が増加したことにあります。

丸暗記でサクッと点数が取れるイメージだった社会ですが、
今後は2020年のような思考力が問われる問題に変化していく可能性が高いです。

数学

数学は高得点率がずっと低いのが第一の特徴です。
ですが、細かく数字を見てみると、60点~79点の平均点より高い点数を取っている受験生も多いです。

標準レベルの問題はしっかりと練習をして60~70点台を取れる受験生と、
定期テストレベルの問題もなかなかままならない30~40点台の受験生との二極化が進んでいると考えられます。

理科

理科は2015年(42.6点)、2016年(40.9点)、2018年(36.1点)、2019年(43.4点)と平均点が50点を下回り、
2015年~2019年は5教科で一番平均点が低い教科でした。
全国の公立高校を見ても兵庫県の理科の問題はトップクラスに難易度が高いように感じていました。

ですが、2020年は平均点が55.1点と5教科の中で一番平均点が高くなりました。
80点以上を取った生徒も11.4%と多く、例年になく問題も解きやすい問題が多かったように感じます。

今後は2020年のような問題なのか、それとも2019年までのような難易度の高い問題なのか読めません。
ですが、指導要領などの変更により、これからも思考力を要する問題が出題されることが予想されます。

用語を一問一答形式で答えるだけのような勉強の仕方では不十分です。

英語

兵庫県の公立高校入試の英語はここ数年同じような傾向が続いています。

高得点(80~100点)を取っている受験者の割合が他の教科と比べて高いです。(2020年13.4%,2019年13.3%)
そして、高得点を取っている生徒が高いにも関わらず全体の4分の1の受験生は40点を取れていません。(2020年26.2%,2019年27.3%)

英語は、「得意と不得意がはっきり分かれる教科」だと言えます。

志望校合格へ必要な点数(兵庫県第2学区)

ここからは、志望校合格へ必要な点数を学校別に考えていきたいと思います。

ここでは、

①偏差値順の高校ランキングを基に、受験生の上位何%に入っていればその高校に行けるのか

②受験生の5教科の得点別人数割合を基に、その高校に入学した受験生は5教科合計何点取っていたのか

この2つを考えることで、
第2学区の受験生が学力上位から順番に偏差値上位の高校を受験した場合、高校別におよそ何点あれば合格できるのかを見ていきます。

まず、兵庫県第2学区の公立高校を偏差値順に並べたランキングは以下の通りです。

第二学区 公立高校一覧(偏差値順)
エリア 高校名 偏差値 定員 学区内
定員割合
上位何%
西宮 市立西宮高等学校 65 240 3.4% 3.6%
宝塚 県立宝塚北高等学校 63 240 3.4% 7.2%
三田 県立北摂三田高等学校 63 200 2.8% 10.2%
尼崎 県立尼崎稲園高等学校 61 140 2.0% 12.3%
西宮 市立西宮東高等学校 61 240 3.4% 15.9%
三田 県立三田祥雲館高等学校 59 120 1.7% 17.7%
西宮 県立西宮高等学校 58 140 2.0% 19.8%
川西川辺郡 県立川西緑台高等学校 57 240 3.4% 23.4%
西宮 県立鳴尾高等学校 56 200 2.8% 26.4%
伊丹 県立伊丹高等学校 55 240 3.4% 30.0%
尼崎 県立尼崎北高等学校 54 240 3.4% 33.6%
宝塚 県立宝塚西高等学校 54 240 3.4% 37.2%
伊丹 市立伊丹高等学校 53 200 2.8% 40.3%
西宮 県立西宮北高等学校 52 120 3.0% 42.1%
伊丹 県立伊丹北高等学校 52 216 1.7% 45.3%
尼崎 市立尼崎高等学校 51 204 2.9% 48.4%
三田 県立三田西陵高等学校 50 160 2.3% 50.8%
三田 県立有馬高等学校 50 100 1.4% 52.3%
丹波 県立柏原高等学校 49 200 2.8% 55.3%
尼崎 県立尼崎小田高等学校 48 120 2.2% 57.1%
西宮 県立西宮南高等学校 48 120 3.0% 58.9%
西宮 県立西宮今津高等学校 48 216 1.7% 62.1%
川西川辺郡 県立川西北陵高等学校 48 240 3.4% 65.7%
丹波 県立篠山鳳鳴高等学校 48 160 1.7% 68.1%
宝塚 県立宝塚高等学校 46 216 3.0% 71.4%
伊丹 県立伊丹西高等学校 46 252 3.5% 75.2%
尼崎 県立武庫荘総合高等学校 45 160 2.2% 77.6%
尼崎 市立尼崎双星高等学校 45 170 2.4% 80.1%
尼崎 県立尼崎高等学校 43 184 3.4% 82.9%
西宮 県立西宮甲山高等学校 43 240 2.4% 86.5%
尼崎 県立尼崎西高等学校 42 263 2.9% 90.4%
宝塚 県立宝塚東高等学校 42 204 3.6% 93.5%
川西川辺郡 県立川西明峰高等学校 42 252 3.5% 97.3%
川西川辺郡 県立猪名川高等学校 40 181 2.4% 100.0%

この表では、各高校の定員数を全体の定員6,658名で割ったものが学区内の定員割合です。
そして、それを上位から順に累計を計算したものが「上位何%」です。

この表の「上位何%」の段をご覧いただくと、
「高校別に受験生全体の中で上位何%に入ると合格できるのか」がわかります。

そして、全体の得点率の割合の表は以下の通りです。

兵庫県公立高校入試 5教科合計得点の受験者割合
5教科得点 受験者割合 受験者割合(累計)
450~500 0.3% 0.3%
400~449 4.7% 4.9%
350~399 11.9% 16.9%
300~349 18.7% 35.6%
250~299 22.4% 58.0%
200~249 21.2% 79.2%
150~199 14.8% 94.0%
100~149 5.3% 99.3%
50~99 0.6% 100.0%
0~49 0.0% 100.0%

この表の「受験者割合(累計)」の段をご覧いただくと、
「兵庫県の上位~%の生徒が学力検査で何点取っていたのか」がわかります。

この2つの表を見比べることで、学力検査での必要点がわかります。

偏差値60以上の高校を目指すなら5教科350点を。

偏差値60以上の高校を目指す場合は、兵庫県内で上位15パーセントほどに入る学力が必要。
さらに、2020年の公立高校入試における上位15パーセントは、学力検査での点数が350点~399点以上です。
学力検査では350点が必要です。

偏差値55~60の高校を目指すなら5教科300点を。

偏差値55~60の高校を目指す場合は、上位30パーセントに入らなければいけない。
上位30パーセントは、学力検査での点数が300点以上です。
そのため、学力検査では300点を目指しましょう!

まとめ

今回は兵庫県の公立高校入試の学力検査の点数についてまとめました。

受験勉強では、各々の得意不得意も考慮に入れながら、
高得点が取れる教科では高得点を目指し、取りづらい教科では基本問題で失点しないといった、
全体を見据えた学習計画が必要になります。

また、今後の入試は思考力中心の問題になることが予想されますので、そういった問題への対策も必要になってきます。

 

この記事が参考になりましたら幸いです。
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