兵庫県公立高校入試2021問題を徹底分析!【2022受験生へのアドバイス】

2021年3月12日に2021年度兵庫県公立高校入試が行なわれました。

今年の受験生は、2020年3月から5月まで続いた学校の臨時休業など大変な中で受験生として中学3年生の1年間を過ごしました。
ほんとうに受験生の皆さんお疲れさまでした。

ここでは、2021年の入試問題を分析します。

  • 基本的な問題が増えた。
  • 難解な応用問題や図・資料などの考察問題が減った。

2021年の兵庫県公立高校入試の全教科を通した問題傾向はこのとおりです。

しのはら塾長
基本問題をしっかり解く力が問われる問題構成でした。

今年は休校の影響から、学校の授業ペースも早く進みました。
そういったことも出題傾向に影響があったのかもしれません。

今回の内容
  • 教科ごとの出題傾向
  • 2022年度受験生へのアドバイス

今回はこういった内容についてお話します。

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耳だけで聞き流していただければと思います😌

教科ごとの出題傾向

教科ごとの難易度分析はこの通りです。

  • 英語・・・長文のレベルが上がったため難化
  • 数学・・・応用問題が減少したため易化
  • 国語・・・難化した大問と易化した大問がある
  • 理科・・・基本的な問題が増えたため易化
  • 社会・・・暗記ができていれば解ける問題に変化

全体的に、基本的な問題が増え、難解な応用問題や図・資料などの考察問題が減ったことが2021年の問題の傾向です。
教科ごとに細かく見ていきます。

英語

しのはら塾長
英語は全体的に少し難化している印象です。

英語は昨年度よりも受験生にとって解きにくい問題です。

文法の知識は必要だなと感じる問題でした。
長文内に出てくる文法が難しくなっている印象です。
不定詞や関係代名詞目的格の省略などが出ており、文章のレベルが上がりました。

そして、大問3ではメモを使って要約をしていく問題が出題されました。
昨年も見出しをつける問題は出ましたが、昨年よりも今年の方が難しい問題でした。

大問1:リスニング

昨年から「1回のみ再生」の問題が出題されましたが、今年も「1回だけの再生」の問題が出題されました。
難易度は昨年並みでした。

大問2:対話文と並び替え

昨年と比べて文章が長くなっており少し難易度は上がっています。
上位校を目指すならキッチリ点数を取りたい問題です。

大問3:長文読解

昨年でていた文章の見出しを考える問題が今年はさらに深く問われました。
長文を読んで内容をまとめる能力が求められています。
設問の難易度は例年並みですが、嫌いな中学生は多そうです。

大問4:長文読解

昨年より文章のレベルが難しくなりました。
文章内に出てくる文法が例年よりレベルアップしている印象です。

大問5:空欄補充や単語の推測

難易度は昨年並み。
ここは正解したいところです。

数学

しのはら塾長
数学は昨年よりも易しくなった印象です。

数学は毎年出題されていたような「これは難しすぎる」という問題が減りました。

長い文章を読み解く問題や図形の難題などが例年と比べて少ないです。

基本的な問題をしっかり学習できていれば解ける問題の割合が増えました。

学校のワークに出題されているようなレベルの問題をしっかり解く力が問われました。

大問1:計算

例年通りの8題×3=24点です。
形式も難易度も例年通り。
ここは受験生全員満点を目指しましょう。

大問2:文章題と1次関数

昨年の問題より簡単になりました。
全問完答を目指したいところです。

大問3:図形の証明と求積

難易度は例年並みです。
(4)は重心の知識を使ったり、計算量も多く難易度が高めです。

大問4:二乗に比例する関数

同じ単元の問題を比較すると昨年より簡単になりました。
基本が身についていれば(3)①までは解けるはずです。

大問5:メダルを投げた時の場合の数と確率

(2)までは解きたい問題です。
(3)は正答率低いでしょう。

大問6:思考系

設問を読むのすら嫌な受験生が多そうです。
こういう問題の対策をできている受験生は少ないはず。

国語

しのはら塾長
難しく感じた受験生が多いです。

大問ごとに難易度が異なるイメージです。

大問1のチラシ作成に関する話し合いの文章や大問5の説明文は難易度が上がっているように感じました。

反対に、大問4の物語文は昨年の文章よりも読みやすい印象です。

大問1:チラシ作成に関する話し合いの文章

問四の記述問題はかなり難易度高いです。
昨年のアンケート結果と新聞記事の問題よりも難化したと感じました。

大問2:漢文

文章のレベルは昨年並みです。
すべて選択式の問題になったので若干簡単になったといえます。

大問3:古典

古典も文章のレベルは昨年と同じレベルです。
古典は、ここ数年同じような問題が出ています。
対策ができていればきっちり解ける問題だと感じます。

大問4:物語文

昨年の文章よりも読みやすい文章。
難易度は下がりました。

大問5:論説文

昨年より少し難易度高いと感じます。
知識と情報の対比の読解で迷子になる人が多そうです。

理科

しのはら塾長
理科は例年と比べて易しくなりました。

例年平均点が低い兵庫県公立高校入試の理科。
昨年が少し易化傾向だったので、今年はどうなるかと思っていました。

昨年よりもさらにやさしくなった印象です。

基本的な問題が増加しました。
ややこしい実験の考察問題や計算問題が減った印象です。

受験生が比較的得意な単元からの出題が多かったです。
昨年からの出題単元の変更はは電気→光・地層→天体の2つ。
受験生が得意とする単元に変更された印象です。

大問1:単問集合

例年通りの基本問題です。
ここは満点取りたいです。

大問2:植物

中1の「植物」単元と中3の「生殖と遺伝」単元が出てきますがどれも基本的な知識で解ける問題です。
昨年よりかなり解きやすい問題になりました。

大問3:化学

後半の計算問題は得意不得意が分かれそうです。
難易度は昨年並みでした。

大問4:地学(天体)

実験の考察問題が出ているが学校のワークによく載っているような問題。
昨年度の地層の問題より解きやすくなりました。

大問5:物理(①音・②光)

①の音の問題はどれも基本問題でした。
満点を取りたい問題です。
②の光の問題は後半の観察問題は少し難しい印象です。

社会

昨年度より暗記の傾向が強い問題構成です。

きっちり暗記をやってきたかということが問われている印象です。
資料を読み取れれば高得点が取れた昨年の問題よりも知識が問われています。

しっかり暗記をやってきた生徒が勝つ印象です。

大問1:地理(①世界地理・②北海道)

資料の読み取り量が昨年度より減りました。
暗記で乗り切れる部分が増えたので簡単になったという印象です。

大問2:歴史(①世界歴史・②近代史)

世界と日本を絡めた問題の出し方は2017年の問題と似ています。
地図を使って地理的要素もあるのが、新しい傾向だと感じました。
問題の難易度は高くないです。
これも暗記がしっかりできていれば解ける問題です。

大問3:公民(①政治の仕組み・②経済)

①では資料の読み取る問題として年代別投票率が出題されました。
難易度は昨年よりやさしいと感じた。
②では、ボランティア活動についてのアンケート調査の読み取りが出題されています。
難易度は昨年並み。

2022年度受験生へのアドバイス

  • 基本的な問題が増えた。
  • 難解な応用問題や図・資料などの考察問題が減った。

基本的にどの教科も学校ワークのレベルの問題をしっかり解ききれれば今年の入試問題は対応できたように感じます。
特に理数は、ここ数年の問題と比較して、難解な問題は明らかに減少した印象です。

もしかすると、今年から難しい問題の出題は減った!
基本的な問題の学習だけでOKという考えをする人もいるかもしれません。

しのはら塾長
今年の問題傾向だけで判断するのは少し先走りすぎるかもしれません。

というのも、今年の受験生は例年の受験生よりも学習が難しかったということが理由です。
2020年の3月から5月まで学校に通えない時期がありました。
そのため、学校のペースは例年よりも早いペースで進みました。

通常通りの学習を行えていないので難易度の調整をしたという可能性があります。

そのため、来年以降も今年の問題のレベルで行なわれるかどうかはわからないと思っていた方が良さそうです。

  • 暗記や基本的な問題を解ききる力をつける
  • 難解な応用問題や、図や資料からの読み取り問題の問題演習

この2つを行なっていくことはこれからも必要です。

今回のまとめ

2021年の兵庫県公立高校入試問題を分析しました。

今年の受験生はきびしい状況の中で受験勉強をすすめなければいけない学年でした。
本当にお疲れさまでした。

そういった影響もあってか、例年よりも基本的な問題の出題が多かったように感じます。

来年2022年の入試に関しては同じような問題傾向かどうかはわからないと思います。
2019年までのような問題にもどる可能性もあります。

知識や基本問題をしっかり解ききる力をつけ、さらに図表の読み取り・思考力の問われる問題などを学習しましょう!

今回のまとめ
  • 教科ごとの出題傾向
    • 英語・・・長文のレベルが上がったため難化
    • 数学・・・応用問題が減少したため易化
    • 国語・・・難化した大問と易化した大問がある
    • 理科・・・基本的な問題が増えたため易化
    • 社会・・・暗記ができていれば解ける問題に変化

    • 2021年の入試問題の傾向
      • 基本的な問題が増えた。
      • 難解な応用問題や図・資料などの考察問題が減った。

    • 2022年度受験生へのアドバイス
      • 今年の問題傾向だけで判断するのは少し先走りすぎるかも。(2020年は学習面でも厳しい1年だった)
      • 暗記や基本的な問題を解ききる力をつける
      • 難解な応用問題や、図や資料からの読み取り問題の問題演習
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